げのちゃん
こんにちは、げのちゃん(@Geno_Movie_buff)です。
クエンティン・タランティーノ・・・映画をあまり観ない人でも、この人の名前はなんとなく聞いた事があるんじゃないでしょうか。
まさに唯一無二!異常に中毒性が高く、何度観ても楽しめる作品ばかり撮ってきた奇才中の奇才です。映画にハマればハマるほど、この人の作品を好きになってしまいますよね。
今回はそんなタランティーノさんの監督作品を、大ファンの僕が独断と偏見でランキングにしたので紹介していきます。
エイガスキー
もくじ
クエンティン・タランティーノ監督おすすめランキング
9位 キル・ビル Vol.1&2
まずは日本で一番興行収入が良かったキル・ビル。前後編となっているVol.1と2ですが、1本の作品とカウントしました。Vol.1は日本が舞台な事もあって日本人俳優もたくさん出演しましたね。ルーシー・リューの片言日本語から繰り出される「やっちまいなぁ!」は日本でも話題になりました。
タランティーノの趣味が1番詰まってるとも言える作品です。個人的には最下位となってしまいましたが、決してつまらないわけではありません。雪夜の中で立合うユマ・サーマンとルーシー・リューのラストバトルは度肝を抜かれますよ!
エイガスキー
主要キャスト | ユマ・サーマン、デビッド・キャラダイン、ルーシー・リュー、栗山千明、マイケル・マドセン等 |
公開年 | [Vol.1]2003年 [Vol.2]2004年 |
上映時間 | [Vol.1]113分 [Vol.2]136分 |
おすすめ度 | ★★★★★☆☆☆☆☆ |
Vol.1&2共に、現在ネットで視聴する方法はありません。
VODサイトで観る事ができるようになる日まで待てない人はDVDやブルーレイの購入、もしくはレンタルをオススメします。
(※2020/5/15調べ)
8位 ヘイトフル・エイト
次はタランティーノ作品の中でも屈指の力作ヘイトフル・エイト!
今作品は巨大なスクリーンで大迫力の映像をお届けする為に、撮影は65mmフィルムを使用。しかも上映前に作中の音楽を流し、途中で15分程度のインターバルまで挟むという芸の細かさ。どういう事かというと・・・今作品の上映は昔の映画館で観てるかのような体験が出来たのです!
しかし日本ではそんな古い撮影技法で撮られたフィルムを流せる映画館が既に無く、編集版で上映となりました・・・残念すぎます。
ただ内容は超上質なミステリーで、切れ味の鋭いセリフの応酬は必見!会話劇だけでここまでハラハラさせてくるのはさすがの一言ですよ。
げのちゃん
エイガスキー
主要キャスト | サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン等 |
公開年 | 米:2015年|日:2016年 |
上映時間 | 167分 |
おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
7位 ジャッキー・ブラウン
ロバート・デニーロ、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・キートンなど主役級が脇を固めた渋い一作。今作品は1974年公開のフォクシー・ブラウンという映画から影響を受けています。タイトルはもちろん雰囲気やテーマも似ている上に、フォクシー・ブラウンで主演だったパム・グリアをそのまま主役で抜擢w
さすが世界一の映画マニア・タランティーノ監督、やりたい放題でございます。
序盤は若干ダラダラしてますが、中盤のショッピングモールのシーンあたりからのギアが上がってくる感じはたまりませんよ!
げのちゃん
エイガスキー
主要キャスト | パム・グリア、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・フォスター、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・キートン等 |
公開年 | 米:1997年|日:1998年 |
上映時間 | 154分 |
おすすめ度 | ★★★★★★☆☆☆☆ |
(※2020/5/15調べ)
6位 ジャンゴ 繋がれざる者
タランティーノ監督はアメリカのウエスタン作品で黒人奴隷問題について全く描いていない事を危惧して、今作品を製作したそうです。作中では確かにえげつない黒人差別の描写もありますが、基本的には痛快な復讐劇として仕上がっていますよ。わる~いディカプリオも必見です!
1966年のマカロニ・ウェスタン「Django」という映画をオマージュしており、主演だったフランコ・ネロもカメオ出演しています。
げのちゃん
ちなみに当初はウィル・スミスやマイケル・ケネス・ウィリアムズが主人公を演じる話もあったそうですよ!
エイガスキー
主要キャスト | ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、ケリー・ワシントン、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン等 |
公開年 | 米:2012年|日:2013年 |
上映時間 | 165分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
5位 イングロリアス・バスターズ
世界がクリストフ・ヴァルツさんに衝撃を受けた作品。
実はタランティーノ監督、脚本執筆に10年以上かかっていますw今作品は章立てになっており、章ごとにタッチが違うんですが大きな本筋のストーリーはぶれずに走りますし、何よりも終始漂う尋常じゃない緊張感は必見ですよ!
ブラッド・ピットは役作りの一環として、わざとしゃくれて演じているんですけど、それでもメッチャかっこよくて見入っちゃいます。
ただ今作品を観た人は誰もがクリストフ・ヴァルツの名前を一番に挙げるんじゃないでしょうか?極上の演技が見れますよ!
げのちゃん
主要キャスト | ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、イーライ・ロス、クリストフ・ヴァルツ等 |
公開年 | 2009年 |
上映時間 | 153分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★☆☆☆ |
4位 レザボア・ドッグス
当時28歳だったタランティーノさんの初監督作品!
タランティーノ映画では無駄話が多いとよく言われていますが、今作品はまさにチンピラ達の無駄話が詰まっていますw確かにストーリーと全く関係ないセリフがバシバシ飛び交いますが、これこそがタランティーノ節と言えると思います。
冒頭のシーンなんて、ただの会話劇なのに映画史に残る面白さを持っています。よくエンディングのようなオープニングだと評されますねw
面白くアクの強いキャラクター達がてんこもり!マイケル・マドセンが踊るキレッキレのダンスは絶対に観た方がいいですよ!何回みても超怖いし笑えますw
エイガスキー
主要キャスト | ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリス・ペン、スティーヴ・ブシェミ等 |
公開年 | 米:1992年|日:1993年 |
上映時間 | 100分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ |
3位 デス・プルーフ in グラインドハウス
今作品はタランティーノ監督が愛する70年代~80年代のB級映画をオマージュしており、あえて画像のノイズや音割れを再現していたり、退屈な会話や無駄なエロシーンなど、ある意味作りこまれていますw
ちなみにグラインドハウスとはB級映画を2、3本立てで上映していた映画館の事で、公開時はロバート・ロドリゲス監督のプラネット・テラーと2本立てで公開されました。
これが3位というのは納得いかない人もいるかもしれませんが、個人的にクライマックスの面白さはタランティーノ映画で一番・・・いや、映画史でも屈指だと思います。
げのちゃん
エイガスキー
主要キャスト | カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン、トレイシー・トムズ、ゾーイ・ベル、メアリー・エリザベス・ウィンステッド等 |
公開年 | 2007年 |
上映時間 | 113分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★☆☆ |
2位 パルプ・フィクション
カンヌでパルム・ドールを受賞したタランティーノ作品で1番人気の傑作!
レザボア・ドッグスでデビューして2作目にこんな面白い作品を世に出してくるなんて・・・ファンの中では今作品を1位に挙げる人が多いと思います。
何度も「F〇CK!」と言い放つコンプラ度外視のセリフ回しや、ハイセンスすぎる選曲など遊び心が満載ですが、何よりも登場人物達の日常を時系列バラバラに描きながら、気が付けば点と点が線になっていく巧妙な脚本には舌鼓どころではありません。
ここまでバイオレンスなのにゲラッゲラ笑える映画は他にないんじゃないでしょうか。
ブルース・ウィルス、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンといった豪華なキャスティングも必見です!ちなみに当時は人気が低迷していたジョン・トラボルタも、これを機に再度スターダムに駆け上がりました。
げのちゃん
エイガスキー
主要キャスト | ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリス、ティム・ロス等 |
公開年 | 1994年 |
上映時間 | 154分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★★☆ |
1位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
げのぶろぐ的タランティーノ映画第1位は・・・最新作のワンハリとなりました!
レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの共演というだけで心躍りますし、1969年のハリウッドを細部まで完全再現したセット、美術などのこだわりっぷりは、当時の街の匂いまでしてきそうなレベル。
ただ今作品を1位にした理由・・・それは脚本でした。まさかタランティーノ映画で泣かされると思わなかったんですよねw
人によっては「イマイチよくわからなかった」という意見もありますが、今作品もパルプ・フィクションのように様々なエピソードの集合体で構成されており大きな本筋があるわけではないんです。「その昔、ハリウッドでは・・・」というタイトルの通り、当時ハリウッドにいた人達の日常を淡々と描いていて、それが最後に・・・
とにかく観て欲しいですね。こんな傑作を観ないなんて本当に勿体ないですよ!
今作品は1969年に実際おきたシャロン・テート殺害事件の事を、ざっくりでもいいので知ってから観る事をオススメします。
げのちゃん
エイガスキー
主要キャスト | レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、アル・パチーノ等 |
公開年 | 2019年 |
上映時間 | 161分 |
おすすめ度 | ★★★★★★★★★★ |
クエンティン・タランティーノ監督の気になる次回作は?
10作目を撮ったら引退するって本当?
エイガスキー
10作目の情報ですが、2019年の段階で「スター・トレック」を監督するんじゃないか?と言われており、SF版パルプ・フィクションのようになるのではないか?と噂が囁かれていましたが、2020年1月にご本人より明確に否定するコメントが出ました。
「(スター・トレックの)映画は製作されるけど僕は監督しない。ただ製作メンバーにメモなどを渡せたら嬉しい」
タランティーノ監督は過去に”全作品で1つの物語として語っている“と発言した事があり、ちなみにワンハリはクライマックスにあたるそうです。そして最後の10作目は”エピローグ的な作品になる“といったような事を仰っていました。
ちなみにこれまで、約2~4年ほどのスパンで新作を出しているので2022年あたりに期待してもいいんじゃないでしょうか。何にしても、もう1本作ってくれる事は間違いなさそうですので今から楽しみにしたいですね!
げの社長