映画「バットマンビギンズ」あらすじ、感想【三部作を見る順番は?】

バットマンビギンズ

クリストファー・ノーラン監督によるバットマンのリブート作品。

元祖の方を知らなくても全然楽しめる・・・というか別物と思った方がいいです。映画には色々なシリーズものがありますが、今作品から始まるバットマンリブート三部作は超傑作と言っても過言ではありません。

世代とか関係なく人生で1度は観るべきですよ!本記事ではあらすじやキャスト情報の他にバットマンの歴史や三部作の観る順番、それと個人的な感想レビューを書いています。

作品情報

2005年公開作品。一応約3億7,200万ドルの興行収入としっかり数字はついてきていたが、当時は結構賛否両論だった気がします。それは元祖バットマンとは全然違うテイストだったからじゃないかと思いますね。アカデミー賞も撮影賞のみで寂しい感じですけど、今やり直せば作品賞を獲ってもおかしくないくらい名作と断言しますよ。

ちなみにサターン賞では本作がファンタジー映画賞を受賞し、クリスチャン・ベールが主演男優賞、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤーが脚本賞としっかり評価されてますね。

あらすじ

富豪の息子として育っていたブルース・ウェイン。小さい頃、枯れ井戸に落ちてしまった際に大量のこうもりを目の当たりにし、トラウマという恐怖を抱えてしまうところからストーリーは始まる。有名なダークヒーローの誕生秘話!どうやってバットマンはうまれたのか?

バットマンビギンズ

キャスト、スタッフ

監督 – クリストファー・ノーラン
脚本 – クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー

ブルース・ウェイン / バットマン – クリスチャン・ベール
ヘンリー・デュカード / ラーズ・アル・グール – リーアム・ニーソン
レイチェル・ドーズ – ケイティ・ホームズ
アルフレッド・ペニーワース – マイケル・ケイン
ジェームズ・“ジム”・ゴードン – ゲイリー・オールドマン
ルーシャス・フォックス – モーガン・フリーマン
ジョナサン・クレイン / スケアクロウ – キリアン・マーフィー
ラーズ・アル・グール – 渡辺謙

個人的にはゴードン演じるゲイリー・オールドマンが大好きですね。今作も相変わらず渋い演技で存在感がありました。

 

ここからはネタバレ有りの感想になるのでご注意くださいな。

 

 

 

 

感想(ネタバレ有り)

  • よくあるアメコミ物と思わず観るべき
  • 007テイストなのに本質は濃密な人生譚
  • クリストファー・ノーラン監督は変わり者?

三部作はどれから観たらいいの?

結論から言うと・・・

  1. バットマンビギンズ
  2. ダークナイト
  3. ダークナイト・ライジング

このように公開順に観ればOK!ちなみにバットマンのルーツはアメコミなんだけど、本当に初めて世に出たのは1939年という・・・ちなみに僕は本記事を書くにあたって初めて知ったよw

映画自体もティム・バートンが作った1989年の「バットマン」という作品のはるか前・・・1966年に「バットマン オリジナル・ムービー」という日本のヒーロー戦隊モノのような作品があった。この1966年の作品では緊急の事故などがあると駆けつける住民から愛されたヒーロー的なもので、ダークヒーロー感はほぼない。1989年の作品からダークヒーロー感が出てくるけど、ティム・バートンの色が強いので好みは分かれるかも?

というわけで、実はかなり歴史の古いバットマンという題材だけど、このクリストファー・ノーラン監督のリブート三部作はハッキリ言って全く別物と思った方がいい。2005年公開とか、もはや昔の映画に属するレベルなんだけど古さなんて全く感じないし、むしろ何回観ても新鮮に楽しめるくらい面白い。だから昔のバットマンを観てない人でも気にしないで今作品以降の三部作を観てほしいね。

それでは早速本作の感想を書いていくよ。

ありそうでなかったリアル路線のリブート作品

まずリブート作品というのはあるキャラクターの物語を設定やキャストを刷新して、また新たに作り直す作品の事。

代表的なのはスパイダーマン。何回やってんだって位作られてるけど、このクリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズがリブート作品の代表格にあげられる理由としてはリアル路線にリブートしたからだ。事実公開された時、まだ世間は「へえ、バットマンをリメイク?したんだってさ」くらいの温度だったので、実際に観た人達からは「こんなのバットマンじゃない!」という声もあがった。コミカルでダークホラー的な要素もあったバットマンの名前と設定だけを持ってきて、信じられない程のリアリティを落とし込んだのが今作品。で、このリアリティがもう観ていて超ひきこまれる。

世の中では2作目のダークナイトが一番評価高いと思うけど、それは僕も同意見・・・確かにダークナイトが一番面白いと思う。ただ、それはこの1作目の布石があったからだと断言する。今作品では何故バットマンが生まれたのか?ゴッサムシティの背景、ウェイン家の過去、007のようなスパイ道具ができた経緯など、実はあまり誰も気にしてなかったバックグラウンドを懇切丁寧に描いてくれているので、納得していくと同時にワクワクするんだ。そして極めつけがラストシーンの2作目に登場するカリスマ的悪役・ジョーカーの演出・・・ここで全世界の人がクリストファー・ノーラン監督に心を鷲掴みにされたんじゃないだろうか。

正直なところ、主人公のブルース・ウェインがバットマンになっていった理由は少し強引な気もするけど、かなりシビアにみたらの話でバットマンの全ての要素に対して徹底的にリアリティのある裏付けをしたというのはリブート作品としてありそうでなかったと言えると思うね。

加えてこのリアリティこそが、バットマンをファンタジーアクションではなく、ドキュメンタリーのような人生譚へと昇華している。

脇を固める名優たちがまたいい!

日本でも人気が高いモーガン・フリーマンゲイリー・オールドマンはもちろん、もはやクリストファー・ノーラン作品では欠かせないマイケル・ケインなど、主役のクリスチャン・ベールも素晴らしいのに全然引けを取っていない。

特に個人的にはゲイリー・オールドマン演じるゴードンがもう最高だね。バットマンの数少ない理解者で、腐敗したゴッサム市警の良心としてあり続ける実直な警察官の役なんだけど、スピンオフでゴードンの映画を撮ってほしいくらい魅力があるキャラクターだ。またゲイリー・オールドマンが相変わらず素晴らしくて顔だけで感情を表現してくる。

てか、この人って日本でも知名度あるよね??映画が好きでも嫌いでもない人には知られてないのかな・・・映画中毒の僕はもう麻痺してるのでわかりかねるけど、知らない人は是非チェックしてほしい。もっと求めると、まずはレオンという映画でゲイリー・オールドマンを観てから今作品を観てほしいw全く違うキャラクターなのに、どちらも魅力的でかっこいいんだ。

ちなみに今作品で僕が一番好きなシーンは約1時間13分あたりから始まるバットマンとゴードンの会話のところ。このシーンのゲイリー・オールドマンはもう演技とは思えない・・・ゴミを捨てる時の目線だけで夜のゴッサムシティが危険だとわかるし、自然にドアを閉めてバットマンと会話するあたりにゴードンの家族愛さえ感じる。

と、まあかなり贔屓目にみた感想並べちゃったけど、本当に素晴らしい役者だと思うから騙されたと思ってゲイリー・オールドマンを掘り下げてみて!

評価

我ながら少々粗削りなレビューとなった本記事・・・最後まで読んでくれてありがとうございます。

今作品は別にネタバレといったネタバレなんてないんだけど、できる限り内容については記述しませんでした。どの映画もそうですが、やっぱり観てない人に少しでも「面白そう、観てみようかな」と思ってもらいたいですしね。このバットマンビギンズから始まる三部作は、映画が特に好きじゃない人でも映画にハマるキッカケになりえるんじゃないかなと思うんですよね。本当に1度は観てもらいたいです。

最後にクリストファー・ノーラン監督について

この監督の作品はどれも超大作感があるんですけど、ネットが嫌いだったり、CGが嫌いだったり、スタッフを毎回同じメンバー使ったり・・・と結構な変わり者です。2作目となるダークナイトでは本物のビルを丸ごと1棟爆破したり、インターステラーでは一部の地球の映像がCGじゃなくてジェット機の先端にカメラつけて成層圏で撮ったり・・・w

でも作品自体は面白いものばっかりなので、オススメできる監督の一人ですよ!

では、良き映画の時間をお過ごしください。