映画「アイ・アム・レジェンド」あらすじ、感想【別エンディングよりも注目すべき事】

I am legend

2007年12月14日、公開作品。今ではyoutuberにもなっているウィル・スミス主演。

ゾンビ系が好きな人や荒廃系が好きな人がハマりそうな作品だよ。

作品情報

アカデミー賞は受賞ならず。というか当時、興行的には成功だが作品としては結構不評だったように記憶してる。僕は大好きな作品の一つだが2007年前後では時代が合わなかったのかも。

あらすじ

ロバート・ネビルは優れた科学者だが、彼でさえ、その恐ろしいウイルスを食い止めるすべを知らなかった。なぜか免疫があったネビルは、荒れ果てたニューヨークで――あるいは世界で――ただ1人生き残っている。地球最後の男に、希望はあるのか。 Rating G (C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

i am legend

amazonより

キャスト、スタッフ

監督 – フランシス・ローレンス
原作 – リチャード・マシスン “I Am Legend”(吸血鬼 / 地球最後の男 / アイ・アム・レジェンド)
脚本 – マーク・プロトセヴィッチ、アキヴァ・ゴールズマン

 

ロバート・ネビル – ウィル・スミス
アナ – アリシー・ブラガ
アルファ・メイル – ダッシュ・ミホク –
イーサン – チャーリー・ターハン
ゾーイ・ネビル – サリー・リチャードソン
マーリー・ネビル – ウィロー・スミス
サム(犬) – アビー&コナ

原作は3度目の映画化、地球に1人しかいなくなった状況というプロット自体が素晴らしいよね。ウィロー・スミスはウィル・スミスの本当の娘さんだよ。あと犬のサムは3匹の犬が演じたらしいけど、クレジットでは2匹のみ。

 

☟ここからはネタバレ有りの感想になるのでご注意くださいな。

 

 

 

 

感想

  • 荒廃したニューヨークの映像は必見!
  • 愛犬サムの怪演!
  • ボブマーリー好きにはたまらない

試写会の反応でエンディングが差し替えられた

この映画にはエンディングが2種類ある。

先行試写の段階でどうも観客の反応が悪く急遽差し替えられたそうだが、僕としてはどちらも良かったと思う。ざっくり言うと、公開版だとまさに映画的なラストであり、別エンディング版は社会的メッセージ重視という感じ。ただ公開版だと本編の伏線を100%回収はできない。

序盤はとにかく荒廃したニューヨークを見せてくれる。僕としてはこれだけで100点をあげたくなるくらい素晴らしい。撮影の為に5番街か何かを200日封鎖したとか・・・日本でいうと銀座の一区画、さすがハリウッドはいかれていらっしゃる。でもその甲斐もあってもはや芸術といっていい程、最高のシーンが連続する。

元軍人で科学者でもある主人公・ネビルは愛犬のサムと誰もいないニューヨークで暮らしている。何故他の人がいないかというと、人間が狂暴化してしまうクリピン・ウイルスの感染が世界に広がってしまい人類の大半がゾンビみたくなっちゃったからだ。ネビルは何故か体内に免疫を持っていて、犬のサムは空気感染の免疫だけ持っていた為、これまで助かったようだ・・・と、まあ少々強引すぎる設定なんだけど全然気にならない。

世界に1人だけ生き残った人間はどうするのだろう?

もうこの疑問だけで観れちゃう。この原作が何度もコスられる理由がわかる気がする。なんというか映画らしいプロットなんだよね。

加えてウィル・スミスはもちろんなんだけど愛犬サムの演技がすごいんだ。正直今でもどうやって撮影したのか・・・ネットで調べてみてもウィル・スミスのインタビューで「本当にすごいんだ!犬って頭いいんだねー」というほっこりする感想ぐらい。余談だけど撮影後、ウィル・スミスは飼い主の方に「お礼に家を買ってあげるからサムを譲ってくれないか?」と進言したらしい。ただ飼い主は「家族だから無理だ。その代わりいつでも泊りに来ていいよ」と断ったそうな。このわんちゃんは多分ツイッターなどで暴れている迷惑行為動画をあげている人達より知能が高いだろう。お世辞抜きですごい演技だったよ!

レゲエ好きには最高の雰囲気

他のレビューを見ていると作品自体の批評がほとんどだ。(当たり前)

ただ、今作品は音楽ブロガーの皆さんにもよく取り上げられている。理由はボブ・マーリー。映画内で適度にボブの曲がかかり恐ろしいゾンビ映画の雰囲気を和ませてくれている。この緊張と緩和は制作陣の手腕だし一本の映画としても素敵な作りになっているが、レゲエを愛している僕としてはボブ・マーリーの良さに心が寄ってしまった。中盤、ウィル・スミスがボブの銃で撃たれてもステージに立って歌ったという伝説的逸話を話すシーンは「そうなんだ!皆もっとボブを聴いてくれ!」と叫ばんばかりだ。

Everything’s Gonna Be Alright

「全てうまくいく」という意味なんだけど、絶望の孤独な世界で何とかゾンビ化した人間を元に戻し世界を救おうと真剣に考えている主人公ネビルにはテーマソングのようにフィットする。

もし今の世界にボブが生きていたら・・・人生で何度思った事だろうか。レゲエに興味ない人も是非聴いてみてね!

評価

あまりストーリーには触れなかったけど、2種類のエンディングはどちらも面白いラストだよ。

  • 公開版・・・最後、ネビルは自分の命をかけて世界を救い、後世伝説として語り継がれる。
  • 別エンディング版・・・ゾンビ達に愛情や知性がある事がわかる。それはつまり、ウイルスの特効薬を作る為にゾンビの人体実験を繰り返してきたネビルはゾンビ達にとって実は怪物であった。

もう好みで好きな方を観ればいいと思うけど、一応冒頭に書いた伏線回収云々の話だけしておくと、作中マネキンの位置が移動してあったり、明らかに人為的に作られた罠が出てくる部分。これはゾンビに知性があったor誰か他に人間の生存者がいるという事になる。しかし公開版のラストでは明確にそれを回収できない・・・ただ途中ゾンビ達が知性を持ってね?と思わせるシーンがいくつかあるので気付けない事もないんだけども。

ネットのレビューにはこのあたりを批判している人達もいたけど、正直この2種類のラストよりも劇中の雰囲気ボブの曲ウィル・スミスとわんちゃんの演技に注目して欲しいというのが僕の気持ちだ。

シンプルに面白いよ!

あー荒廃系の映画もっと出ないかなー

では、良き映画の時間をお過ごしください。